ハロー更年期。

ホルモンに負けてなるものか!アラフィフ更年期主婦のつぶやき。

海外移住を夢見た若かりし頃の自分。

今朝、家族みんなで食卓を囲んでいる時

あるニュースが流れてきました。

 

それは、海外へ移住する日本の若者が

年々増加している、といったニュースでした。

 

物価は上昇してるのに賃金は上がらない。

日本は生きづらいとか、そういった閉塞感が

背景にあるようで、外国の永住権を取得する

日本人が過去最高となっているそうです。

 

今から20年以上も前の話になりますが

私はとある国に暮らしていました。

 

はじめて女一人で海外へ行く時、

今は亡き父は猛反対。

 

頑固で寡黙、亭主関白を絵に描いたような父。

そして、

海外旅行に行ったこともない

(そもそも興味がない)父にとって、

嫁入り前の娘が海外へ一人で乗り込もうと

することは、戦地に赴くくらい

危険なものだと思っていたようです。

 

小さい頃から昭和の威厳漂う父の背中を

見て育ってきた私は、100%父は反対

するだろうなと確信していました。

 

それでも夢を諦めることなく

数年かかって働きながら

海外に行くことを夢見てコツコツ貯金に

励んだのです。

 

すごい剣幕で反対する父に対し私は

 

「自分で働いて貯めたお金だし

 私の勝手でしょう!何が悪いの!!」

 

と、負け時と応戦。

 

そこにはオロオロしながら見守る母が

いました。

 

父に海外へ行きたいと相談する前に

すでにビザも取得し航空券も購入していた私は

父の反対を振り切り、海外へ飛び出したのでした。

 

母も父同様、外国に一度も行ったことがなく

興味すらない人でしたが、父より遥かに柔軟で

理解があったのには救われました。

 

私が海外滞在中、

母は父から何度も私のことでネチネチ

言われたそうです。

 

母には板挟みにさせてしまって

本当に申し訳なかったのですが、

私が帰国した際、父は笑顔で

それはそれは嬉しそうに迎え入れてくれたのを

今でもはっきりと覚えています。

 

今朝のニュースをみて、そんな若い頃の自分を

思い出さずにはいられなくて、

ああ、私もそうだったなぁと。

 

当時の私も永住を考えたことがあったし

若者が感じる閉塞感、何か分かるんですよね。

 

いまアラフィフになった私でさえ、

生きづらいって感じることありますもん(笑)

 

娘は、今のところ海外には全く興味ないって

言ってるけど、一度は外の世界を見てほしい。

 

娘には娘の人生があるから、もちろん

無理強いはしないけどね。

 

やっぱり海外の話をするとワクワクするし

あの頃体験したこと、出会えた友人は

今でもかけがえのない宝物です。

 

子育て、仕事、介護で、家を長く空ける旅行

なんてずっとずっとできなかったけど、

いつか近い将来、家族みんなで海外へ

行けたらいいな。

寒がりなんで、もちろん温暖な国へ!(笑)